日本クラウゼヴィッツ学会にて研究発表を行いました(報告)

2025年11月29日、代表・西田陽一が日本クラウゼヴィッツ学会 11月定例研究会にて発表を行いました。

発表タイトル
「生成AIによる批判的思考の再構築と『戦争論』“検証・批評(批判)”章の接続」

発表概要
本発表では、クラウゼヴィッツ『戦争論』の中でもとくに重要な「検証・批評(批判)章」に注目し、生成AIの時代における批判的思考の再活性化の可能性を論じました。

現代社会では「効率化」や「自動化」が中心となりがちなAI利用が進んでいますが、クラウゼヴィッツが指摘した“思考の摩擦”や“精神的諸力”を再評価し、AIを単なる自動化ツールではなく人間の思考を深めるための“批判的補助線”として捉え直す視点を提示しました。

また、近年のAI活用の事例——企業のAI役員制度など——を参照しながら、生成AIと戦略思想の新たな接点を提起しました。

討論と反応
当日は、技術・サイバー分野の専門家からも建設的なコメントとご質問をいただき、学際的な議論を深める貴重な機会となりました。

特に、AI技術と戦略思想を横断する観点への評価をいただき、本研究方向の意義を確認することができました。

今後の展望
今回の発表内容をもとに、論文としての深化を進めて参ります。

また、AIと戦略思想・人文知の接続に関する研究者との連携を強化し、より実践的かつ学術的な探究へと発展させていく予定です。

最後に
本研究は、当社が掲げる「戦略思想 × 人文知 × AI」という新しい知的価値の創出に向けた取り組みの一環です。

今後も、学術界・産業界双方への橋渡しとなる研究活動を継続してまいります。

株式会社 陽雄

~ 誠実に対話を行い 真剣に戦略を考え 目的の達成へ繋ぐ ~ We are committed to … Frame the scheme by a "back and forth" dialogue Invite participants in the strategic timing Advance the objective for your further success