日本クラウゼヴィッツ学会の定例研究会にて研究報告を発表いたしました
2021年12月15日、弊社代表が日本クラウゼヴィッツ学会の定例研究会にて研究報告を発表いたしました。
昨年のツキティディスの『歴史』を主軸とした研究報告に続き、本年は11月に出版した『戦略思想史入門——孫子からリデルハートまで』(ちくま新書)をベースに、孫子、マキャベリ、ジョミニ、クラウゼヴィッツ、マハン、リデルハートの6人の戦略思想を取り上げ、その共通点と相違点を明らかにすることを試みました。
時代、戦争様相、叙述スタイルなどが異なる6人が、政治と軍事の関係やその在り方について、どのような考え方を有したかを整理しつつ、軍事的合理性の意味合いについて考える場とし、そこから、古典戦略思想が現代戦略において持つ意味についても報告を行いました。
報告終了後の質疑応答では、戦略思想が持つ本質的な意味合い、哲学的視座、技術の進化などを絡めての質問を頂くことになりました。今後の研究の糧として、次回の報告へと反映させるべく努めたいと思います。
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