【新装改訂版】『戦争論』 レクラム版(芙蓉書房出版)

『戦争論』レクラム版の初版刊行から25年を経た新装改訂版では、日本クラウゼヴィッツ学会が訳文・註・解説を全面的に点検し、精確性を担保したテキストとして再提示している。加えて、クラウゼヴィッツの生涯と思想、小著の成立、現代戦争への射程を扱う論稿・解説を収録し、初学者にも読解の入口を開く一冊としている。なお、本書の解説執筆は、同学会の副会長も務める西田陽一が担当した。

一般的によく引用される『戦争論』の命題である「戦争は他の手段による政治の継続である」という一文が持つ意味を、原典の文脈に即して読み解くための入門的テキストとなっている。他にも、摩擦・偶然・情報の不確実性など、今日のリスク社会や安全保障環境とも接続しうる概念を軸に、戦争の理論的把握を支える枠組みを提示している。 第一編「戦争の本質について」、第二編「戦争の理論について」、第八編「戦争計画」等を中心に、戦略の骨格にあたる部分をほぼ通読可能となるよう構成が改められている。

株式会社 陽雄

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